シャイニング・フォース�U 〜古えの封印〜

Story

　バルメキア大陸の西に位置する大きな島、グランス島。この島にはグランシールとガラムという２つの国家があり、その関係はきわめて友好的であった。

　その昔、グランス島には悪魔族の３人の王がいた。一人は魔力に秀でた堕天使ルシファー、ひとりは英知に長けた知将ダークソル、そしてそのどちらの力についても優れた、荒ぶる悪魔ゼオン。 彼らは、現在のグランシールのあたり、アークバレイと呼ばれていた場所で、そこに集まる邪悪な力を手に入れるために死闘を繰り広げていたという。 だが、終始優勢を誇ったゼオンは、ダークソルによって魔力を宝石に封じられ、魔力を失ってアークバレイの火の海へ没した。 残った２人の王も疲れ果て、神々によってアークバレイから追い払われたのだった。

　アークバレイに集まる邪悪な力は、グランシール上の北東にある、古えの塔に封じられた。 もし、この塔の封印を解けば、その悪しき力はたちまちゼオンを蘇らせるという。 塔は、古えのほこらにある２つの宝石・・・・・・悪魔を象徴する闇のジュエルと、勇者を象徴する光のジュエルによって封印されていた。

　さて、多くのトレジャーハンターがこの宝石のうわさを聞きつけ、古えのほこらへと挑戦した。 だが、宝石を取るどころか、不思議な力のはたらきにより触れることもできずに帰っていった。 これを聞いた義賊のジッポが挑戦してみると、どうしたことか！ 彼は宝石に触れることができ、しかも２つとも手に入れることに成功したのだ。

　しかし、宝石が暴かれたことによって、古えの塔の封印が解かれてしまった。 グランス塔に暗雲がたちこめ、古えの塔に雷が落ち、すさまじい嵐が起こった。 そして、グランシール城に魔族の影が忍び寄っていた・・・・・・。